開業保険医の明日を拓く 開業保険医の協同組合 長野県保険医協同組合

医療安全管理とリスクマネージメント

医療安全管理とリスクマネージメント


開催日時2012年12月9日(日)午後 3 時 ~ 4 時 45 分
会  場長野市生涯学習センター
TOiGOWEST
長野市大字鶴賀問御所町1271番地3
電話:026-233-8080
参加費無料※要予約 (先着42人)

■講師 本田 茂樹 氏

本田茂樹講師

取締役研究開発部長 主席コンサルタント
信州大学大学院 非常勤講師

維持紛争の現状と動向

 12月9日、インターリスク総研の本田茂樹氏を講師にセミナーを開催しました。講師は冒頭、医療従事者が患者の病気を治すという使命は変わらないが、医療を取り巻く環境が変わったとして、患者やその家族の視点が変わってきたと紹介。

 キーワードは、団塊の世代が高齢者(65歳以上)となる2015年問題といいます。赤ちゃん用紙おむつ市場は昨年1400億円台、それが今年末には、大人用紙おむつが1500億円台となり逆転。それほど高齢者割合が増えています。

 介護保険制度が登場から10年経過しました。措置制度から介護保険制度へ、保険料を払って認定を受けた反対給付としての介護サービスということで、自分が払った保険料で安心安全なサービスを提供してほしいと権利意識は高まっています。その中で誤った権利意識を持つ者の増加、説明しても納得してくれない人の増加など、取り扱いが大変難しくなっていることを医療も介護も前提とする必要があると述べました。

医事紛争の背景と要因

維持紛争の背景と要因として、患者の診療に対する過大期待があります。それに対しては、患者の治して欲しいという期待に対して、何が出来て、何が出来ないかという入口での説明が重要。説明をしていても、「いや、説明は聞いていない」というケースもあるので、説明したことも重要ですが、患者・家族が理解し、納得していること。「こちらが何を言ったか」ではなく「患者・家族が何を理解しているか」が重要です。

 訴訟対応の観点からは、患者にわかりやすく説明したことを、「…と説明した」と具体的に記載しておくこと。理解してもらいにくい理由は、患者に言葉が知られていないことがありますが、その場合には、日常語で言い換える。患者の理解が不確かな場合は明確に説明する。患者に理解を妨げる心理的負担がある時は、心理的負担を軽減する言葉遣いを工夫するなどを心がけます。

 事故防止の実践的留意事項としては、マニュアル等の整備と実践。マニュアルの役割は患者の安全確保のために果たすべき責務の明確化です。ポイントは①簡便で実務的②疑問が出たときにすぐ手元にあること。
 本田氏は、患者およびその家族とのコミュニケーションの重要性を指摘。初診時、治療中、照会時とさまざまなコミュニケーションをとることで、事故が発生した場合でもその後の展開が変わってくるとして講演を終えました。

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