スペシャリストたちが掘り下げる 事業承継・SDGs・医療安全
長野県保険医協同組合では、総代会アンケートなどでお寄せいただいた組合員からのご要望をもとに、3つのセミナーを企画しました。
第一弾として11月9日(日)に、事業承継・相続のセミナーを開催します。講師には、税理士法人未来経営から、医療機関の経営税務や事業継承に携わっている税理士・会計士をお招きし、事業承継や相続に必要となる知識を、法制度から地域の実情までご説明します。
セミナーは2部構成で、第一部は、事業承継の形態や法制度・制約、財務・税務に関する解説で、第二部では個別相談会を行います。会場は、松本市キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)第2会議室です。開催時間は、第一部のセミナーが午前10:00から、第二部の相談会は11:30から、それぞれ行います。
なお、第二部のみの参加申込は受付けておりません。

2つのセミナーで認識をアップデート
持続可能な世界の実現のための目標を掲げるSDGsの理念に、ジェンダー平等や、人の不平等を無くすというものがあります。保険医協同組合は、この理念に共感し、宝塚大学看護学部の日高庸晴教授を講師にお招きし、性的マイノリティ(LGBTQ+)について理解を深めるためのセミナーを12月に開催します。
性的マイノリティといっても、そもそも、個人の性自認や性的指向などは、法律上の男・女のような明確な線引きはできません。しかし、現在の社会は、男女二分法の考えで制度設計されており、それにより性的マイノリティとされる人々の尊厳が、実務上の対応で傷つけられてしまうことがあります。
「来院した患者さんの尊厳を知らないうちに傷つけていたとしたら?」―そうしたことが起こらないよう、医療現場にも詳しい日高先生のお話しから一緒に考えてみませんか。医療機関でのトラブルの最前線をご紹介する、保険医協同組合の医療安全管理講習会は、今年度も尾内康彦さんに講師を務めていただき1月に開催します。
SNS上のトラブルでは、相手が不明確であると警察は対応ができません。医療機関がそうしたトラブルにどのように対処すべきなのか、長年トラブル相談に携わり、近年はネットトラブルへの著作を出版された尾内康彦さんに、最新の事例と対応方法をお話しいただきます。
