2026年の干支である「馬」は、力強く前へ進むイメージから縁起が良いとされています。馬は、性格が穏やかで優しく繊細で、ほとんど攻撃性がないといいます。一方で「一匹の馬が狂えば、千匹の馬も狂う」ということわざもあり、馬は繊細であるために、一頭の不安や緊張が他の馬にも伝わることで、集団そのものが冷静さを失ってしまいます。こうした馬の特徴に、現代の私たち人間の姿を見るようで、2026年は、落ち着いてわが身を省みたいものです。
さて、本年は2年に一度の診療報酬改定の年にあたります。薬価はマイナス改定ですが、本体部分のプラス改定の見通しが報道されています。上げ幅がどうなるかなど、本紙が皆さまのお手元に届く頃には明らかになっていることでしょう。診療報酬のプラス改定とはいえ、数年来の人件費や物品価格の上昇で、医科歯科など科目を問わず診療所の経営は実感として厳しさを増しており、とても安泰とはいきません。
こうした中で、保険医協同組合はどのように組合員の皆さまのサポートができるのか、まさしく真価が問われる時にあります。
組合員と他業種の方との接点となる活動を
昨年に開催した年始キャンペーンは大変な好評をいただいたことを受け、保険医協同組合では2026年の皮切りとして今年も年始キャンペーンを行います。さらに、恒例の白衣やニプロ・衛生材料キャンペーンも継続してまいります。
また、従来より行ってきた新潟農民連との提携による産直米の共同購入は、昨今の米価の高騰から多くの注目を集め、昨秋にはこれまでの数十倍にもおよぶご注文をいただきました。こうした地道な活動を続け、より良いものを適正な価格で、組合員と地元業者・生産者などを結ぶ役割としての保険医協同組合の共同購買事業を、本年も行ってまいります。
教育情報事業では、尾内康彦さんを講師に、SNSトラブルを堀り下げ、その解決策を学ぶ医療安全管理講習会を開催します。その他にも、人事や経営、また、閉院承継に関するセミナーなど組合員が求めるテーマを選定していきます。
共済事業では、掛金が手頃な新グループ保険制度や開業医休業保障制度を事務局主体でご提案し、助け合いの仕組みである共済制度を、加入者の拡大によって安定した運営ができるようにしてまいります。
急激な社会の情勢変化の中、組合員のニーズの変化に対して、より良い組合事業を運営できるよう、保険医協会とともに、役員・事務局が一丸となって、2026年も組合運営に務めていきたいと思います。
理事長 神谷 誠
