保護猫をもらいました

ちょうど1年ほど前に保護猫の里親になりました。もともと飼っていた猫がいなくなってしまったため、また飼うことにしたのです。保健所のホームページの「猫の譲渡」サイトを見てみると、子猫から大人になった猫まで、いろいろな猫ちゃんたちの写真と番号、保護している人の連絡先が載っています。気に入った子猫(番号が3番ちゃん)を見つけたので、保護しているOさんに連絡を取ってみました。

保護猫を迎えるための条件

前の猫をもらった約20年くらい前なら、猫が欲しいという人はすぐにもらい受けることができたと思うのですが、今回はそうではありませんでした。まず、年齢を聞かれます。里親希望者が60歳以上の場合は60歳未満の保証人が必要とのことでした。なるほど、子猫はこれから20年生きますので、 現在60歳の里親が80歳まで猫をしっかり面倒を見られるのか、猫を里子に出す方としては心配になるわけです。幸い私は50歳代なので、この条件はクリアしました。

猫とともに暮らす生活空間

飼育場所についても、いくつかチェックが入りました。まず、完全室内飼育という約束をしなければなりません。前の猫は外を自由に出入りしていたのですが、最後は出て行ったまま帰らぬ猫となったため、今度は完全室内飼育に同意しました。

次に、実際に家のチェックとなり、里親さんが近所であれば直接見に来ることになりますが、あいにく私の家は遠かったため、写真を撮って送ることになりました。玄関と猫の居室の間に扉などが1つ以上あって、猫がすぐに外に飛び出せない構造になっているかを確認できるよう、玄関の中と外の写真を撮りました。猫が主に生活する予定の部屋も写真に撮り、それらをメールで送りました。

飼育場所としては合格をいただき、6月のある日曜日に引き取りに行きました。Oさんの家ではなく、ボランティアで子猫を預かっている別の人の家でした。玄関の中に置かれた大きなケージの中に3番ちゃんとその兄弟たちがいて、元気に遊んでいました。Oさんと、ワクチンの追加接種と適当な時期に避妊手術をすることを約束して、譲渡の同意書に署名し、接種済ワクチン費用等の手数料を支払ってから、3番ちゃんを家に連れてきました。

保護猫活動は命の尊厳を守る活動

今回、猫を迎えるにあたって、里親希望を出す人の中には、虐待するために猫をもらいにくる例もあるとのことで、今では保護猫の里親になるには厳しいチェックがあることを知りました。また、保護猫を1匹でも幸せにするために活動している多くの人がいることを知りました。今後、保護猫活動への支援をしていきたいと思っています。  

                       ひろないか