2025年の干支は蛇です。蛇は執念深いイメージがありますが、一方で恩を忘れないとも言われ、また脱皮を繰り返すことから復活と再生、長寿のシンボルでもあります。
昨年は物価高騰や人件費の上昇など、医療機関の経営にとって苦しい一年でしたが、巳年の今年は干支の蛇にちなんで、古い皮を脱ぎ捨て、しかし竜頭蛇尾にならないよう気を長く、日々を計画的に過ごして行きたいものです。
しかしながら、私たち医療者の願いとは裏腹に、ウクライナ戦争やイスラエルのガザ侵攻などをはじめ、世界では無辜の人々が命を奪われ、生き延びた人々も心身に生涯消えない傷を負わされています。
こうした中で日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことは、長らく核廃絶や被爆の実相を訴えてきた被爆者運動が改めて評価されたものであり、同時に、核保有国が核兵器への依存を強めている現状に警鐘を鳴らすものでした。
2025年は、私たちの未来を占う一年となることでしょう。
組合の活動がより充実する2025年に
長野県保険医協同組合では、2025年も組合員向けの様々な催しを開催して参ります。
組合事業の柱の1つである共同購買事業では、年初から組合員感謝セールを実施。購入者の多い、消耗品のグローブや紙製品を特価で販売します。また、ニプロ・衛生材料キャンペーンを1月20日から開催します。
教育情報事業では、 1月19日に尾内康彦さんを講師に悪質口コミへの対応を学ぶ医療安全管理講習会を開催。その他にも、普通救命講習会や職員向け研修会や、人事経営に関するセミナーなど組合員が求めるテーマを選定していきます。
共済事業では、保険医協会・協同組合が代理店となっている開業医休業保障制度が、8月から加入口数の上限拡大により保障が手厚くなるなど、より良い制度の提案に務めてまいります。
時代の変化とそれによる組合員のニーズの変化を敏感に捉え、より良い組合事業を運営できるよう、保険医協会とともに、役員・事務局が一丸となって、2025年も組合運営に務めていきたいと思います。