いよいよ混迷を深めるSNSと医療機関

尾内康彦さん(元大阪府保険医協会事務局次長)を講師に、医療安全管理講習会を開催します。
日程:1月19日(日)
時間:14時~16時

SNSは発信する側も受け取る側も気軽に情報にアクセスできることや、速報性や伝達の早さといった特徴があります。しかし、情報の真偽が明らかでないという点で、中には「フェイク」を多く含むものもあります。そうした性質を孕んでいても、ネット上の口コミはその手軽さから、多くの人が商品の購入等の指標にするなど、人々の生活に浸透しています。

こうした状況の中、近年ではSNS上の書き込みを原因とする医療機関トラブルが急増しており、中には事実と異なる内容が書き込まれ、その対応に多大な時間と労力を費やすような事態が発生するように。なぜこうした状況が生まれるのか、そしてネット上での口コミトラブルの対応をどのように行うべきかについて、保険医協同組合では、医療安全管理講習会として尾内康彦さんを講師に、お話しいただきます。

経営上も放置できない問題

SNSは、1人で複数アカウントの所有が可能であることや、匿名性などから、時には実際の姿とかけ離れた「評価」を、多数者の意見として故意に拡散させることができます。日本ではDappiが記憶に新しいところですが、アメリカ大統領選挙でのSNSの異常な加熱では、一方的な情報が拡散され、支持者らによる暴力行為が懸念される事態となりました。

SNSが人々に分断と暴力をもたらした事例は、先の兵庫県知事選挙でも見られた現象であるだけに、私たちの社会はすでにSNSの熱狂に振り回されて、冷静な判断ができない状況にあるのかもしれません。そのため、ネットの書き込みは、医療機関の経営上も放置できない状況となっています。

尾内さんには、Googleへの医師の集団提訴の中身や、悪質口コミへの個別対応事例について詳しく解説いただきます。講習会のお申し込みは、配布しているチラシか保険医協同組合のホームページから行うことができます。

申し込みフォームはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfieaQkwXUSMdhAoMo8pdUd_OYH6nDQWGL0O8dDwVaSA11KrA/viewform?usp=sf_link