交付金申請は済んでいますか?

 当組合機関紙『協同組合NEWS』では、これまで感染対策商品の案内や長野県の緊急包括支援事業への対応状況をお伝えしてきました。
 医療機関スタッフを対象とした慰労金は、その対象者と要件が明確ですが、感染拡大防止事業については、何を行った場合が申請対象なのか分かりにくいという声を組合員からいただくことが多いように思います。
 また、申請を行おうと考えていても需要が高い感染対策商品はすぐに手に入らず、中には見通しが立たないため、申請をあきらめてはいませんか?


 長野県の場合、感染拡大防止事業の申請対象に当たる物品について、一部の県のように細かくリスト化をしていません。
 基本的な補助金申請の考え方として長野県は、どの製品を購入したかで感染対策といえるかどうかを判断するのではなく、医療機関が様々な方法で行った感染対策に対して、そのために要した費用を補助するとしています。
 また、注文品の納期が申請期間内(12月25日まで)でなくとも、2021年3月末までに納品と支払いが完了できれば申請は可能です。
 なお、納品が済んでいない商品(特に機械類)は見積書が必要で、製品内容が分かるカタログの添付もあると良いです。

感染対策商品の取り扱い

 インフルエンザと似た症状の新型コロナウイルス感染症の流行は、普段の診療はもちろん、予防接種や発熱患者の来院で、組合員の皆様はいつも以上に神経を尖らせていると思います。
 こうした普段以上に感染対策用品が必要になる季節に向けて、保険医協同組合では、交付金申請の対象となる消耗品の取扱に力を入れています。


〇ガウン〇
 ディスポーザブルのアイソレーションガウン(松吉医科器械)は、最小単位100枚で組合員価格は19,500円です。他にディスポのキャップやシューカバーの取扱もあります。
 洗浄・消毒によって繰り返し使えるアイソレーションガウン、キャップ(ナガイレーベン)もあり、こちらのガウンは1枚単位で購入することができます。
 どちらの製品も袖口は手首にフィットする仕様です。

〇マスク〇
 保険医協同組合では新たに、静岡県富士市の丸王産業(株)が国内製造する「サージカルマスク FUJI WHIT E/B LUE」を取扱開始しました。
 このマスクはアメリカの医療用マスク規格の最高位であるレベル3に適合し、耐水性不織布の三層構造で、平ゴム使用。サイズはレギュラーのみです。
 1箱50枚入りで組合員価格は2,000円(税別、送料別)。注文数によって割引と、送料値引きを行います。


〇体表面温度チェッカー〇
 本紙先月号では、シンプルな機能で低価格な体表面温度測定器「サーモゲート零-ZERO-」をご紹介しました。
 それとは異なる高機能な温度測定器を、保険医協同組合では新たに取り扱います。
 セコム株式会社の「サーマルカメラ」は、タブレット型で1秒以内に計測とその結果を画面に表示します。さらにマスクを付けていない場合には、マスクを着けるように画面上で警告が表示されます。
 株式会社チノーの「サーモピクス愛」は3秒で口腔内の温度で体温測定を行い、判定温度以上の体温を検知すると警告音で知らせます。
 また外気温によって影響を受けた体表面温度の測定結果を補正する機能を搭載しています。
 これら2つの製品は判定温度を任意に設定できます。
 いずれの商品も納期や価格などは保険医協同組合事務局へお問合せください。