紫外線で空間除菌

空間除菌ができる空気清浄機はオゾンや深紫外線、光触媒を用いたものなど、多くの機種が登場しています。その中でも今回は紫外線ランプを用いた新しい機種をご紹介します。

空間除菌機 マルチライザー(ML-100)

トップ株式会社から、紫外線ランプを用いた空間除菌機「マルチライザー(ML-100)」が発売されました。

本製品の特長は、本体内に室内の空気を取り込んで除菌を行う使い方と、室内に紫外線を照射して除菌を行う2種類の使用方法があることです。

紫外線ランプはスリッパのオートディスペンサーなどに使用され、紫外線を除菌したい目的物に照射することで殺菌を行います。
マルチライザーは縦方向に配置された紫外線ランプにフードが被さった状態で空気清浄機として使用し、フードを取って空間内に紫外線を直接照射する空間除菌機としての2通りの使い方が可能。
使用できる範囲は6帖、1時間あたりの取り込み風量は最大で25立法メートルと、診察室などの空間で使用するのに適しています。

 2通りの使い方で効率の良い除菌

2種類の使い方ができるので、診療中で人がいる空間では空気清浄機として使用し、夜など人のいない時間で紫外線を照射して壁などに付着したウイルスや菌を殺菌するという、1台で効果的な空間除菌が期待できます。

使用する紫外線ランプは波長254nm、殺菌戦出力1.6Wで、照射して新型コロナウイルスを殺菌するのに1mの範囲で6.5分、3mの範囲で58.5分という能力があります(理論値)。
紫外線ランプの耐久性は6000時間。大きさは、縦横ともに14cm、高さ約42cm、重量1.3㎏と縦長で軽量なので、床でも机上でも使うことができます。

なお、紫外線を直接浴びるのは人体に有害なので、照射による使用は人が空間内に立ち入らないことが条件です。組合員特別価格で斡旋中。お問い合わせやご注文は、保険医協同組合事務局まで。