新型コロナウイルスの蔓延により、これまでに取引のある業者からの仕入れが困難となっている商品が多数でてきております。
協同組合では組合員からの声に少しでも応えられるように従来の仕入れ先に重ねて協力要請をするとともに、医療材料、消毒用アルコール類の入手が可能な新規取引先を探しています。
そんな中、長野県保険医協会が会員医療機関向けに3月中旬に行った「新型コロナウイルス感染症の影響調査」の結果をマスコミにプレスリリースし、NHKはじめ様々な情報機関で取り上げられました。
NHKニュースを見た株式会社黒雲製作所(くろくもせいさくしょ・大町市)から自社で輸入しているサージカルマスク提供の提案があり、それを受けて
保険医協会がマスク必要数の意向調査を会員医療機関へ行い、その上で黒雲製作所へ発注。注文したマスクの枚数は30万枚を超えます。
組合員の声が結果につながります。
事業協同組合である長野県保険医協同組合では、同社との新規取引およびマスク販売の確認を行い、同社より医療用マスクを仕入れる準備を進めています。
一医療機関で20箱までという上限を設けての受付となり、見通しが不透明な中では不十分な数に思える医療機関もいらっしゃると思いますが緊急のため、なにとぞご理解いただきたく思います。
また歯科用ハンドピースの洗浄などメンテンナンスを行う株式会社泰成からもマスク提供が可能だとの情報が組合理事から入りました。
自社で保有しているマスクを提供してもらうこととなり、ハンドピースにセットしてマスクを1箱プレゼントするキャンペーンを企画しました。 このハンドピースは生産を中国で行うことで低価格を実現しており、組合員価格は3万円を切る値段から設定。さらに、同社でメンテナンスを行うので、サポート体制も充実しています。
日々仕入れられる商品が少なくなってきていますが、保険医協会が行う調査運動が今回は黒雲製作所からのマスク購入につながりました。こうした成果は会員・組合員の皆様の声が反映されたものです。
今後も引き続き必要商品の情報収集をおこない、代替商品の選定、ご案内など、診療の下支えができるよう尽力していきたいと思います。