4年ぶりの新入職員研修会、13医療機関 延べ51人が参加

「学んだことを生かしてレベルUPしたい」

長野県保険医協同組合では6月末から7月中旬にかけ、新入職員研修会を長野・松本2会場で開催しました。
 
第1回目「社会人として働くルール」では、当組合事務局長の滝澤が、社会人として基本となる仕事に対する姿勢(問題意識・コスト意識・改善意識)を説明。
 
参加者にはグループワークを交えて、現在の自分の姿と、目指すべき姿を考えてもらいました。また、現在勤務している医療機関での悩みや患者対応について意見交換を行ないました。

講師の声と所作に魅了

第2回「接遇マナーの基礎」では、中川睦美さん(日本サービスマナー協会認定マナー講師)をお招きし、和やかな雰囲気の講習会となりました。
 
様々な世代の方と人間関係を構築するのに有効な敬語の使い方、声のトーンの使い分けなどの具体例を、参加者に伝えました。
 
特に、初対面の人との第一印象は55%が視覚で決まるとされ、手鏡を片手に笑顔をつくる実技もあり、参加者から多くの笑顔がこぼれる場面も。
 
また、普段の応対にちょっとした気遣いの言葉を添える「クッション言葉」の活用方法にも触れ、相手に柔らかい印象を与え、スムーズな対応に繋がるとアドバイス。
 
「同じ内容の話も聞こえ方が違ってくる」「医療機関に戻り早速試してみたい」といった感想が寄せられました。

もしもの場面に遭遇しても

第3回目は心肺蘇生やAEDの使い方など、救急車到着までの一次救命処置講習を、事務局員と松本広域消防局職員が講師となり開催。
 
参会者からは、「胸骨圧迫が思った以上に体力が必要で大変」「教習所以来初めての参加で、今後も定期的に参加したい」などの感想が寄せられました。
 
4年ぶりの新入職員研修会開催でしたが、多くの医療機関スタッフの皆さんに参加いただきました。次年度もコロナの感染状況をみながら開催を検討していきます。