年頭のご挨拶

うさぎ年の新年、明けましておめでとうございます。 本年もまた、長野県保険医協同組合をどうかよろしくお願いいたします。

どうにも物騒な話題の多かった昨年に決別し、本年が平穏で、発展と幸せに満ちたよい年であることを皆様とともに願いたいと思います。さて、温泉大国信州には日頃の喧騒を忘れ、気軽に楽しむことができる湯処が多くあるのは、大変ありがたいことです。

昔、父親の背中を流しながら、世の理を聞かされた頃を思い出します。「困難には立ち向かえ、しかしそれは戦う事ではない」といった話でした。争い事が世界経済に影を落とし、モノが不足し、価格が高騰する。人の心に余裕がなくなるところに、奪い合いを生じさせる。医療界にも、その影が忍びよってきています。

新型コロナウイルス感染症によって、生存を支えるはずの私たちの社会システムの脆弱性が明かになりました。医療体制の拡充だけでは及ばぬ世界を、どうか為政者の人たちにもご理解いただきたいと思っています。

組合員のニーズに応える組織を目指します

保険医協同組合はこれまでの体質に固執することなく、また現状に甘えることなく、常に組合員のニーズに応えるべき変革をすることを念頭において活動してまいります。
インターネットの活用と、その際のセキュリティー体制の構築に取り組み、組合員一人ひとりの声に、常に敏感であり続け、組合の事業に反映させられるよう努めます。そうした中、ホームページの活用による組合事業・取扱商品のご案内など、これまで以上にご利用いただきやすい仕組みづくりに、すでに取り組みはじめています。
また、新入職員研修会の再開に向けて開催方法の検討など、ご好評いただいている取り組みをこれからも行ってまいります。

組合員に喜んでいただける商品やサービスが、医療を待ち望む皆様の幸せに結びつく事と信じて、協同組合は本年も邁進してまいります。どうか組合員の皆様の、ご理解と多くのご利用をいただけますよう、心より御願い申し上げます。