年頭のご挨拶

長野県保険医協同組合の組合員および日頃お世話になっておられます皆様に、新年を迎えまして、感謝御礼とお祝いを申し上げます。さて、もう丸2年も新型コロナウイルス感染症に振り回されてきたんだなあと、ちょっと悔しくもあり、不安も隠せない寅年の始まりです。

すっかりオンライン会議が常態化し、画面の向こうの方との距離を縮める術を学びましたが、対面できない寂しさも募っております。 だからこそ、本当に組合員の皆様の要望に応えていくためにと、理事会等々の会議の年間回数はそれまでの3倍程になっていました。本年もマスクや、消毒殺菌、衛生用品のラインナップをはじめとして、この困難を乗り切るための一助とならんことを目指し、市場動向の調査・新製品の開拓で有益な情報の提供と、組合員のご要望にお応えできるよう努力を重ねてまいります。

また、保険医協同組合では休業保障・死亡保障の共済に生命保険など、診療に必要な保障を取り揃えて、組合員の生活を守る制度が整っています。開業医休業保障制度は新型コロナウイルスが陰性でも、保健所からの自宅待機要請を受けた方へ共済金を支払う特別取扱いが本年7月末まで延長されました。

教育情報事業では、状況を探りつつではありますが、本年は各種セミナー、講演会の再開、情報提供のチャンスをつくってまいります。会議や講演会だけでなくオンラインを駆使した、商品提供の可能性や、流通システムの構築が私たち組合にも求められています。 しかし、そのためには簡便性と安全性の確立や、組合員の様々なニーズを具現化していく確かなネットワーク構築に、運営にかかわる更なる習熟や試行錯誤も必須なものとなります。

どうか、旧年にもまして、組合員の皆様の、ご理解、ご利用、ご要望をお寄せいただきますよう、心よりお願い申し上げます。
保険医協同組合は理事会・事務局が一丸となって、保険医協会とともに、魅力ある組織作りと健全な運営に努めてまいります。

末筆ながら、余計な一言をお許しください。
そこに立ちはだかる壁は心の壁かもしれません。
オもいやり
ミなが恐れる
苦難こそ
労をいとわず
運根鈍

どうか本年も長野県保険医協同組合にお力添えいただきますよう、心よりお願い申し上げます。

理事長 神谷 誠