小児科の組合員からの依頼で、清涼飲料の自動販売機設置について調べました。
この医療機関では近くにあった自動販売機が建物の解体とともに撤去され、来院する患者さんへの対応として設置を検討していたところでした。
複数の自販機会社に導入について聞くと、以下の条件を提示されました。
①販売額の一定割合を設置者に支払う(20%程度)
②商品は必要に応じて業者が補充する
③自販機の電気代は設置者が負担する
ただし、多くが自社の利益確保のために1日または1カ月当たりの販売数(ノルマ)を定めているため、一定数以上の販売が見込めないところには設置しない方向です。
医療機関向けならではのラインナップ
医療機関では、患者さんの水分補給に清涼飲料を必要とすることがあるものの、販売して利益を上げることが目的では無い為、自販機の導入に際して、数量の達成がネックとなります。
販売会社を調べていると大塚ウェルネスベンディングに行き当たりました。
こちらの自販機は、大塚グループの商品――ポカリスエット、カロリーメイト、アミノバリュー、OS-1など――医薬品研究のノウハウを活かした商品斡旋を中心としています。
また、医療機関など特定施設に設置された自販機だけでしかOS-1の販売ができないという特徴や、災害時には清涼飲料の備蓄庫として機能するなど、医院のニーズとも合致しています。
保険医協同組合の提携事業として理事会でも取り扱いを決定しました。
なお、保健所からは「患者さんの福利厚生を目的としているのであれば医療機関に自販機を設置しても問題は有りません」との返事を得ています。
設置をご希望の組合員は事務局までお申し出下さい。